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映画ばっか観て人生のチャンスを見逃しがちな煉瓦ホリオの映画評
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guemuru.jpg













guemuru2.jpg











作品・グエムル 漢江の怪物

監督・ポン・ジュノ

出演・パク・カンドゥ役  ソン・ガンホ
    パク・ヒボン役   ピョン・ヒボン
    パク・ナミル役   パク・ヘイル
    パク・ナムジュ役  ペ・ドゥナ
    パク・ヒョンソ役   コ・アソン


[煉瓦ちゃん批評]

いや~こういう韓国映画観ると本当に悔しいね。
日本との差がまざまざと見せ付けられる。

グエムルは
数年前なんかの映画の予告で観て

「あっ、B級パニックムービーか興味ないな」って思ってて
120パーでスルーしていたんだけど

最近めっきりハマってるポン・ジュノ監督の作品だってんだから慌てて観ました。

結果、深く反省してます。無茶苦茶面白い作品でした。
韓国のB級パニックムービー馬鹿にしちゃいかんね。

敬意をこめてB級といいます。

実にすばらしい映画でした。

「母なる証明」「殺人の追憶」「グエムル漢江の怪物」と
短いスパンで観ましたが。

僕はこれが一番おススメです。

でも観る順番が良かったのかもしれません
(時系列順で行くと「殺人~」「グエムル~」「母なる証明」です。)

「母なる証明」でこの監督なんじゃ~って衝撃を受け
「殺人の追憶」でこの監督はこの路線の作品にかけては一級品だな~と
感銘し
「グエムル」でえ~、すっげぇじゃんこんなんも撮れるんだってなったから

グエムルが一番好きなんかも。

ギャグのセンスは薄々感じていましたがやっぱ切れ味するどい
ウィットにとんだ笑いを表現できるんですね。

特に父親とソンガンホ演じるカンドゥの最後のやりとりなんて決して笑える所じゃないんだけど
いや笑っちゃ絶対いけないんだけど

笑っちゃうしかないよね。

他にもこれはギャグなのかマジなのかって所が多数に散りばめられていて楽しい。

物語後半に出てくる鼻くそマンとか(勝手に命名してます)
超意味ないし意味ありげだってけど
あ~でもキーマンか一応

きっと観る人に任せているんじゃないんでしょうか、ギャグかどうかは

このブログを書くにあたってあまりネタバレはしたくないんで

書くの難しいんですが

色々つっこみたい所だらけです。

あっこれ決してギャグ映画でもコメディ映画でもないですよ。

怪物に娘をさらわれた家族の話です。

これ俺だけかもしれないんだけど話の進み方が

ある種、ゲームのファイナルファンタジーシリーズっぽいなと
感じました。僕だけかな?

ドラクエと違って大義名分で話が進んでいくんでなくて

目の前に起こった不幸を取り払い無我夢中で進んでいく先に
幸せがあるかどうか分かんないけど今の状況を打破するには
動くしかない。

ってストーリー的な部分と

所々主人公がかわるっていうか目線が家族全員分

そして家族全員に見せ場がある。

特に主人公であるパク・カンドゥの考えられないミスのせいで
お父さんにとある事が起きて一旦家族がバラバラになり
それぞれの方法で怪物の居場所を探すって所とか

ラストの怪物との戦闘シーンなんかは本当にラスボス倒すのに
全員が全員力を振り絞って

バハムート出しーのリヴァイアサン出しーのアルテマ唱えーの
って感じでFFを彷彿させられました。

まFF理論は置いといて
ラストの戦いは本当に見せ場だらけだった。

手に汗握る戦いである種の絶望もあるけど希望もあり
最後はこれ以上ない気持ち良い倒し方だった。

怪物倒すのとかネタバレ?いやまぁでも倒されるんだろうなってのは
分かるでしょ?・・・・・・・もしネタバレならすいません

いや~良い家族の話を観させてもらえました。
この家族を忘れないでくださいね。

hanngan.jpg






実際このシーンは劇中ではなかったけど必要なシーンだね。
号泣です。
そういえば一回だけこの家で5人が揃うシーンあったけど
本当に号泣です。
皆精神的にも肉体的にも限界だったんだな~



監督や脚本は勿論良い仕事してます。
(プロローグとなるシーンとかちょっとした不満もありますが)



今作は役者陣が全員オール完璧です。

パク家族5人の名演技は勿論の事

最初の方の正義感強い白人男性とか

鼻くそマン(勝手に命名)とか

弟ナミルの先輩とか

この家族以外本当に脇役なんだけどインパクトが強い

役のハマり具合が強いってのが正解なのかな

(じゃあ監督の配役チョイスのセンスになるのか)

とにかく良かった。

配役がどの人もずれてない作品は珍しい

こうゆう事もあってこの作品がビシッとなってるのは言うまでもないですかね。

そして
どうしても最後に言っときたいが

妹役のペ・ドゥナ

無茶苦茶かっこいいです

ペ・ドゥナ萌えです。

なんなんでしょあの人のあの感じ

今作では基本常にダサジャージなんだけど

なんかちょっとエロい。

狙いなのか劇中で着替えのシーンがちょこと映ってるんだけどさ

その着替えもなんかちょっとダサ目のインナーなんだけど

なんかちょっとエロい。

最後のアーチェリーシーンなんかもうたまらなく痺れます。

いやーあそこでのアーチェリー・・・監督は使いどころ完璧に分かってます!!!!
かっこいいんです。

あのアーチェリーの一連の流れ、撃つ前から打ち終わって振り返るところまで
本当に完璧にかっこいい!
待ってました!!!って奴です。
hanngan2.jpg





しかもこの人若いと思ったら俺の一個下なんだ。

そんなんも評価あがりますね。

ポンジュノ推しで作品観まくってたけど

次はペドゥナ関連漁ってみようかな

ソンガンホでも漁ってみたい

映画の面白い所はこーゆー所!

本当に良い映画でした!ありがとう


観るべし!!!!

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