映画ばっか観て人生のチャンスを見逃しがちな煉瓦ホリオの映画評
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作品名 イヴの時間 劇場版
監督 吉浦康裕
[煉瓦評]
色んなテーマがあってキャラもみんな立ってる、新時代のおそ松くん!
漫画はけっこう読むんですけどアニメはあまり観ないんですよね、
理由は単純に気づいたら置いていかれていて
どっから観ればいいからわかんないんです!
でもこういう作品として単体でDVD出ている作品は観れます!
だって、これを観るならアレ観ときゃなきゃみたいな感じにはならんからさ~!
あ、でもこれTVシリーズをまとめた総集編的劇場版なんだ。
余計なシーンを除いて新たなシーンをつけわえるエヴァとかガンダム的な物でしょう。
エヴァはちょっと違うか。話全然変わってるし。
この物語の世界を説明すると
未来の日本みたいな所では(こ~ゆ~曖昧なぼやかし好き)
人間とロボットが共存している。
だがあくまでロボットは人間に使われる側でロボットに人権(ロボット権)はない。
ロボットは主をマスターと呼び彼らの言う事は絶対。
ロボットはロボット法三原則を守り生きて行かなければならない。
第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。
ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない
アトムにもロボット法あるけどあれはもっと細かいです!
この世界ではある種、人種差別問題とも重ねられるロボット差別が横行しているんです。あのロボットを人間と考えたら人種差別って恐ろしいですね。あたりまえだけど。
そんな世界に生きるリクオの家にもサミィと呼ばれるハウスロイドがいて
リクオは普通に接しようとするも思春期特有の照れとこの世界に蔓延るロボット差別の風潮により例に漏れずロボット差別をする少年。
ある日サミィの行動のログを見ると謎の行動記録があって
不審に思ったリクオは親友のマサキと共に
サミィが行った謎の場所に向かう
そこは
「イヴの時間」というカフェ
その辺のカフェとなんら変わりないようだが
入口には
「人間とロボットを区別しない」
というルールがブラックボードに書かれている。
要はこのカフェの中ではロボットと人間という主従関係は勿論の事
人間とロボットに見分けもつかなくなるのです。
ちなみにロボットは見た目的には人間と変わりませんが頭にリング(天使の輪というか蛍光灯のような)が浮かんでいるがこのカフェでは
そのリングがロボットの頭に出ない。
出ないのかロボットの意思で出してないのが、僕の観察では曖昧でした。
すいません。後半のある件では自分の意思で消してるような気もします
まぁそんな、この世界の中では法的にグレーゾーンなカフェでおこる悲喜交々なお話なんですけど
基本TVシリーズのいいとこどりなので短めのエピソードがテンポよく
進んでいきます。観てる時TVアニメだったって事知らなかったんで
多少違和感がありましたが笑いあり涙あり考えさせられる所ありで
良い感じのボリューム感でした!
でエピソードいいんですが、なんでエピソードがいいかっていうと最大の要因はこのカフェに来るお客様が皆キャラが立ってるんですよ。
色んなキャラがいて性格も立ち位置もバラバラそして誰が人間かロボットかなんて分かってない。(まぁ分かる人は分かるんですが)
そして分かっていたとしてもこのカフェの中じゃ、それは一切気にしないんです。
で一番キャラが立ってないのが主人公で主人公の親友が一番キャラも立ってるし主人公っぽいです。
色んなエピソードで主人公以外のキャラ立ってる。
もうこれはおそ松くんと言っても過言ではないです。
想像してみて下さい。
一つのカフェにおそ松くんがいて、イヤミがいてちび太がいてケムンパスがいてデカパン先生がいてって考えたらめっちゃ楽しそうでしょ?
何が言いたいかって
赤塚ワールドに負けてないくらいキャラが立ってるって事。
色んな伏線も張ってあり、あえて回収してないのもあるっぽいから
恐らく続編出るでしょうね。
ただ続編で悲しい事にはならないでほしいな。
これはアニメ普段観ない人も観るべしです!
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