映画ばっか観て人生のチャンスを見逃しがちな煉瓦ホリオの映画評
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作品名 「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」
監督 大森立嗣
出演
ケンタ役 松田翔太
ジュン役 高良健吾
カヨ役 安藤サクラ
(煉瓦評)
深いようで、あんま深くないような。。。。。。
めっきり気になる安藤サクラ目的で観ました!
あとジャケのインパクト、色んな雑誌でみた宣伝ページなどで
観てみたいな~と引き寄せられました。
宣伝の方法としてはいいすね!
さてあらすじは
孤児のケンタとジュンが将来に希望を持てずにいる、ジュンはナンパで出会ったカヨと生活を共にし、ジュンは勤務先の先輩に復讐を企み
復讐をへて逃亡するロードムービー
ってな感じ
すんげーザックリだけどね。
まずね、これ2時間10分くらいなんだけど長い。
あきらかに長いよね、邦画2時間越えるのも少なくないけど
これは明らかに長い、そして基本的にボソボソボソボソ喋り
ものすごい間でのセリフ回しだから
体感時間は2時間以上な気がします。
正直辛かったです。
「邦画あるある」にもなるんですけど
重要なシーンの重要なセリフが聞こえづらい
劇場では聞こえるんでしょうが
家庭のTVで観る限りでは結構つらいね。
話は戻って長いのが駄目なんじゃなくて
無駄とも思えるシーンや間が非常に多いのよね。
基本的に間が映画のリズムでなくてね
よく言えばヨーロッパ映画スタイル?
悪く言えば、そうすれば意味ありげでしょ?っていう演出
本当にセリフ回しの間が遅くて、間を空ける場合って
何か意味ある場面だったりするわけじゃん
そして重要な場面で間を使うからそこにグッと引き込まれるんだけど
なんかもうずっと間を空けて、話す言葉は大した事ないのよ。
そんなやりとり見てると途端に眠気が・・・・。
無駄だなってシーンだと
職場の嫌な先輩の裕也と柄本明演じる、これまた同じ職場のおっさんの
スナックでのやりとり&喧嘩シーン周辺ね。
裕也は物語の中核となるしいいんだけど柄本明なんか
ほとんど物語に関係ないの、関係ないけど役者としてのインパクトが
ものすごいデカイからなんか今後からんでくるんじゃないのか?
と思っちゃうんだよ、だけどなんもない。
裕也がいかにヤバイ、暴力的な奴かってのを分からせたいのかもしれないけど、そんなんはそこに行くまでの過程で十分わかってるんだよね。
お好み焼屋のシーンとかで
あと後半ね柄本佑が出てくるのよ
言わずと知れた柄本明の息子さん。
で、その柄本佑の役が親にDVくらって片目をなくして
みたいな役どころなんだけど、親父がでてきてないの
もしかしたら柄本明が!!!みたいな想像も膨らみましたが
関係なみたい。。。。
にしても2世タレントばっかでてるんですよこの映画
主演の松田翔太は言わずと知れた松田優作の息子だし
安藤サクラは奥田瑛二さんの娘だし(奥さんの方に似てるね)
柄本親子もそうだし、2世じゃないけど宮崎あおいの兄ちゃんも出てるし
なんこれ?
僕の小規模な・・・を書いてる漫画家が怒りだすわっ!
なんか本編の内容以外の所に話題を出そうとしている匂いが
プンプンしますね。
ま、とにかく無駄な間、シーンがあって
それ覗いちゃえば70分くらいで済む作品なんじゃないかい?
それくらいの方が見やすく作品の内容も伝わったようね。
なんか内容でうーんって所もいっぱいあったけど
もういいかな。
良かった点は
裕也役の新井浩文さんの演技嫌な奴っぷり最強。ラストの黒スーツはいただけないけど。
勿論安藤サクラさんのうざ女演技良かったです。
最後の表情も良かった。
けど演技がいいだけであの場面の言いたかったであろうことはあんま。
あ~~~良かった点あげてるのに駄目な点あげてしまう。
これは観なくていいです。
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