映画ばっか観て人生のチャンスを見逃しがちな煉瓦ホリオの映画評
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作品名 蛇にピアス
監督 蜷川 幸雄
原作 金原ひとみ
出演
ルイ 吉高由里子
アマ 高良健吾
シバ ARATA
他ソニン、小栗旬、藤原竜也、井手らっきょ、唐沢寿明など
鑑賞方法 DVDレンタル
[煉瓦の批評]
あそこまでイッってる人達の心の中など
理解できるはずもないのさっ!
観ました、蛇にピアス。観よう観よう思ってたんですが
中々手を出せずにいたんですが遂に鑑賞。
観終わって、うーーーんと深く悩みました。
話として良いとか悪いとかじゃないな~って感じです。
吉高ちゃん演じるルイがクラブで出会った?スプリットタン(ベロが蛇みたいに割れている)なパンク男アマと出会い、
刺青、スプリットタンに興味を持ち
アマの知り合いの彫師シバによってのめり込んでいくんですが
まず最初のルイとアマの出会いが良く分かんない、なんか怪しげな黒人キャッチみたいのに付いていって
クラブで踊ってるアマと目が合ってチョット喋って気づいたらセッ○ス生○出し。
え~いくら破滅の道へとドンドン進んでいく事になるといっても
物語冒頭はそこらにいる渋谷ギャルみたいな感じでしょ?度胸ありすぎるっしょ。
というかそんなアホ女にも見えないんだけど、中盤までの彼女の行動など観る限りでは。
そのアマとの運命的??な出会いの部分が気になりました。
が物語進んでいくと
そんな事気にしなくて良かったのかな~って気分になります。
もう全て思想がおかしい人達だから
劇中ではドラッグ描写はなかったと思うんだけど(あったけ?)
あの3人ドラッグやってなきゃもう説明つかんよ。
あの3人をしたり顔で「はいはい分かる~」ってなってる人
どんな人生お送ってきたんだと疑問になります。
それくらいぶっ飛んでる3人。
そのぶっ飛び方がね
あ~これ完全に超フィクションだわ~、手からかめはめ波でてるし~
みたいなぶっ飛び方じゃなく
あってもおかしくはない、けど目の当たりにするような事は稀有!くらいの
ぶっ飛び方なんですよ。
特に、混雑した居酒屋でルイとシバとアマが3人で飲んでるシーンなんかね。
まさにこの映画の世界を象徴するシーンです。
ありそでなさそで・・・えっ?あるの?って感じを非常によく表現されてると思います。
僕もあのシーンは思わず
「いやいやいやいやいや、ないでしょ、いやでも、ない事もないよな」
ってツッコミいれましたし。
兎に角あの居酒屋シーンは好きな場面ですし
これから起きる悲惨な現実への前フリとしても良い感じに効いています。
んで、その3人の奇妙な人間関係がね、
これも実際こんな3人の関係ってあるんだろ~な~って
、いやでもないか、いやあるかっていうね。
全てが、でもあそこまでイッちゃてるから仕方なのかな?
それが刺激で気持ちいいのかな?って感想。
ラストの方のルイの心境とか考察とか
もう行きつく所まで行っちゃったのかな
気付いたらこんな所にいるんだけど、なんでこんな風になっちゃったんだろう
もう自分では分かんない
どうしよう。
っていう心理描写がガガガッと畳みかけるように
観てる側に入ってきて
こっちも、うーこれは詰まれてますよ投了しますか?って言うしかない状況。
本当になんとも言えない映画
良いとか悪いとか面白いとか面白くないとかじゃなく
うーーーーーんと頭を悩ます映画です。
最後に
吉高ちゃんの濡れ場、無駄に多い気がします!
途中までは結構話的に意味があると思ったのですが
最後の濡れ場はサービスなんか?と思うくらいでした。
いや嬉しいけど。
兎に角これは
観るべしだなもし。
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