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映画ばっか観て人生のチャンスを見逃しがちな煉瓦ホリオの映画評
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キネマザファッカーはFC2ブログに引っ越ししました~。

http://cinemathefucker.blog39.fc2.com/
とゆうことでよろしく~~~。

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作品名 シングルマン



監督  トム・フォード


出演

コリン・ファース

ジュリアン・ムーア

ニコラス・ホルト

マシュー・グッド

[煉瓦ちゃん評]
性と生と死の本質を描いてくれている。
セリフとヴィジュアルのセンスに脱帽

グッチなどで有名のデザイナー、トムフォードの初監督作品。

恋人に死なれた主人公が自殺を決意し最後の一日を生きるお話。


これね最初の10分くらい何が起きてるかわかんなかったよ。

妙に視覚に刺激的なんですよね。(激しくないけど)

この作品僕が言わなくても気になるのが

セリフと映像!

セリフは知的でウィットにとんでるし

映像がシャープで洗練されている。

そして決してお洒落映画ではないんです。

セリフにしても映像にしても監督のこだわりが感じれます。

主人公はゲイで勿論死んでしまった恋人ってのもゲイですが

ゲイムービーでもないんですよね。

たまたまこの主人公達がゲイってだけでね。

性の描き方も偏見や差別とかが薄くて見やすいですね。

最初の10分は本当に情報が鋭すぎて

え?え?俺の理解力が足りないのか?って感じで
進んで行ってくれますが

物語が進んでいくにつれて、主人公の人となりや置かれている状況が理解できてきて段々と話にのめり込んでいけれます。


過去にはとらわれない

現在は苦痛

未来は死

劇中でそんなような事を言う場面があるのですが
非常に的を射ていて

ドキッとします。

主人公の死への考え

いや誰もが何度も思う人はいつか死ぬ

を考える事ができます。

物語の起伏や起承転結はあまりないですので
映画はやっぱドーーーンとかバキューーーンとか
あるのがいいな~って人にはおススメはできませんけど

人生の経験値として
観ておいた方がいいかも的な作品です。

人生に絶望した中年男性の一日

なにもかもいいやって時に

もう死ぬからいいやって時に

感じれる生きていたい、人生のほんの小さな希望

ラストのある種叶えたくてしかたなかった願いが叶うシーンは

なんとも皮肉。

これ観るべし!

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作品名 「天国はまだ遠く」

監督 長澤雅彦

出演
加藤ローサ

徳井義実(チュートリアル)


[煉瓦評]
こういう映画って40後半~の人でも楽しめるのか気になる!

ツイッターでお勧めを募集した所、バブルへGO!の次に来たのがこれ。

加藤ローサの可愛さ押しでしたが、ちゃんと観てみましたよ。

あらすじは
自殺志願の加藤ローサと、さびれた民宿たむらの主人、チュートの徳井との心温まるお話

みたいな?感じかいな?

端的に書くとそうなんだけど、話自体は重くなく、でも軽くもなく進んでいきます。

まず冒頭の駅でタクシーを拾い、「北へ、とにかく北へ」と運転手にお願いする加藤ローサ。

今時、演歌の世界でもありえない感じで自殺をほのめかします。
ただ運転手が宮川大助師匠なのでその時点でなんかちょっとコメディタッチです。(演技はシリアス風味なんだけど、そのシリアスがなんか笑える)

この作品の世界観を分からすのに充分な演出方法ですね!
基本真面目なお話なんだけど、別に重くもなく、少しユーモラスなんだけど馬鹿にしたとかギャグギャグしいわけでもない。ってのが

冒頭5分、加藤ローサと宮川大助とのやりとりで描かれてます。

とりあえずこの街の最北にある?民宿に連れて行かれ
宿主の徳井と出会う。

ま、自殺に失敗しそのままズルズルと民宿に泊まり続け
行動も徳井と共にして行くわけなんですけど

徳井と加藤ローサのやりとりが映画の8.5割を占めています。それがいいか悪いかは置いといて、

この2人の世界がいいね。

2人共胸に傷を拵えてて、絶望し、立場が違えどここにいる。
「ここにいる」っていう立場は同じ。

でもそんなに暗くならず、ちょっとユーモラスな感じで淡々と進んでいきます。
人によっては眠くなるかもね。

とゆうかこの世界に疲れ、いわば逃げの人生を歩んだ2人の世界を
30前半の私はまだ理解できない事もないが
40代後半以降の方はどう思うんだろうかね。

なんとなくだけど理解しがたいんじゃないかと。
試しに私の母親(50後半)にDVDを貸してみたら

「何これ?つまらんわ~」と一蹴されました。

必死で生きて人生を折り返した人達からしたら
充分幸せな、むしろ贅沢な人生だそうです。

たしかに。


話の内容、進行具合、ユーモア、割とどれも良かったです。
でも1つ言わせてもらえるならば

徳井の過去の掘り下げ方が雑で浅いな~っと。
話として徳井の過去になにがあったかはあまり重要じゃなく
過去に彼を、都会から田舎に閉じ込めるなにか大きな事件があったって事が重要なんでしょう。

でも中途半端に掘り下げていて
あれ?これ徳井が殺人犯の映画なん?もしかして?

って疑問を持っちゃうような所もアリ。
ま、考えすぎでしたが

とゆうか2時間サスペンスのようなシーンはいらないんじゃないかと思いましたけどね。

その徳井、加藤ローサも含め、過去の出来事の扱い方に少しもったいないなぁ~って思いました。

でも中々の良作。

下手な恋愛ドラマになってないし、ラストのオチも演出も、お~そうきたか~って思えます。

中盤の坂東さんが一番笑えますけどね。

では観るべし!

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作品名 イヴの時間 劇場版

監督 吉浦康裕

[煉瓦評]
色んなテーマがあってキャラもみんな立ってる、新時代のおそ松くん!

漫画はけっこう読むんですけどアニメはあまり観ないんですよね、
理由は単純に気づいたら置いていかれていて
どっから観ればいいからわかんないんです!

でもこういう作品として単体でDVD出ている作品は観れます!
だって、これを観るならアレ観ときゃなきゃみたいな感じにはならんからさ~!

あ、でもこれTVシリーズをまとめた総集編的劇場版なんだ。
余計なシーンを除いて新たなシーンをつけわえるエヴァとかガンダム的な物でしょう。

エヴァはちょっと違うか。話全然変わってるし。

この物語の世界を説明すると
未来の日本みたいな所では(こ~ゆ~曖昧なぼやかし好き)
人間とロボットが共存している。
だがあくまでロボットは人間に使われる側でロボットに人権(ロボット権)はない。
ロボットは主をマスターと呼び彼らの言う事は絶対。

ロボットはロボット法三原則を守り生きて行かなければならない。


第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。
ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。

第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない 

ロボット法はこの作品だけじゃなく昔のSF小説からあってそれを色んな作品で引用してるんだって!勉強になった!
アトムにもロボット法あるけどあれはもっと細かいです!

この世界ではある種、人種差別問題とも重ねられるロボット差別が横行しているんです。あのロボットを人間と考えたら人種差別って恐ろしいですね。あたりまえだけど。

そんな世界に生きるリクオの家にもサミィと呼ばれるハウスロイドがいて
リクオは普通に接しようとするも思春期特有の照れとこの世界に蔓延るロボット差別の風潮により例に漏れずロボット差別をする少年。

ある日サミィの行動のログを見ると謎の行動記録があって
不審に思ったリクオは親友のマサキと共に

サミィが行った謎の場所に向かう
そこは

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「イヴの時間」というカフェ

その辺のカフェとなんら変わりないようだが
入口には
「人間とロボットを区別しない」
というルールがブラックボードに書かれている。

要はこのカフェの中ではロボットと人間という主従関係は勿論の事
人間とロボットに見分けもつかなくなるのです。

ちなみにロボットは見た目的には人間と変わりませんが頭にリング(天使の輪というか蛍光灯のような)が浮かんでいるがこのカフェでは
そのリングがロボットの頭に出ない。

出ないのかロボットの意思で出してないのが、僕の観察では曖昧でした。
すいません。後半のある件では自分の意思で消してるような気もします

まぁそんな、この世界の中では法的にグレーゾーンなカフェでおこる悲喜交々なお話なんですけど

基本TVシリーズのいいとこどりなので短めのエピソードがテンポよく
進んでいきます。観てる時TVアニメだったって事知らなかったんで
多少違和感がありましたが笑いあり涙あり考えさせられる所ありで
良い感じのボリューム感でした!

でエピソードいいんですが、なんでエピソードがいいかっていうと最大の要因はこのカフェに来るお客様が皆キャラが立ってるんですよ。
色んなキャラがいて性格も立ち位置もバラバラそして誰が人間かロボットかなんて分かってない。(まぁ分かる人は分かるんですが)
そして分かっていたとしてもこのカフェの中じゃ、それは一切気にしないんです。
で一番キャラが立ってないのが主人公で主人公の親友が一番キャラも立ってるし主人公っぽいです。

色んなエピソードで主人公以外のキャラ立ってる。
もうこれはおそ松くんと言っても過言ではないです。

想像してみて下さい。
一つのカフェにおそ松くんがいて、イヤミがいてちび太がいてケムンパスがいてデカパン先生がいてって考えたらめっちゃ楽しそうでしょ?

何が言いたいかって
赤塚ワールドに負けてないくらいキャラが立ってるって事。

色んな伏線も張ってあり、あえて回収してないのもあるっぽいから
恐らく続編出るでしょうね。

ただ続編で悲しい事にはならないでほしいな。

これはアニメ普段観ない人も観るべしです!



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作品名 バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

監督 馬場 康夫

出演 広末涼子
    
    阿部寛
  
    薬師丸ひろ子
  
    劇団ひとり


[煉瓦評]
最初にして最後の最大の見せ場はディスコのラモス、飯島愛!

えっとなんで今これ?って事なんですが

僕のツイッターでお勧めない?って聞いたらコレが最初にきたもんで
これにしました。。。。

ま、3~4回これ観てるんですけどね。

なんかやたら観るよ、飛行機だのバスだのTVだとかでやたら観てますね。

で今更感が僕にもあるんですがちゃんと観ましたよ。

あらすじは
自殺したと思われた天才科学者の母親を持つ借金取りに追われる広末涼子が母親が作ったタイムマシンでバブルの時代に戻り経済破綻を食い止めるっていう荒唐無稽なお話

荒唐無稽って表現が正しいかどうかは分からんけど
敢えて荒唐無稽とさせていただきます。

良くも悪くも子供の頃、ワクワクした日本の映画です。
マンガ祭りを卒業してそろそろ親と映画観に行くのに実写を攻め出すお年頃にぴったりな映画ね。

僕の年代で言うと「7人のおたく」とかね


話の粗を探したらキリがないし、全部そーゆーもんだと納得してないと観れないです、もしくはまったく気にならない人は大丈夫です。

だからあんまり作品として文句をつけたくないですが

僕の年代や僕より上のバブルを大人として体感していた年代は
序盤のディスコのシーンで出てくるラモスや飯島愛の当時っぷりに
感動します(当時っぷりというかその人らの90年代初頭っぷり)

当時やっていたTV番組やCMなどにも興奮します。

でもそっから以降中盤~終わりまで

その、バブル懐かしい~~~~!に勝ってる場面が一度たりともない。

それは残念。。。。。

肝になる広末と阿部の2人の関係なんか

もっと恋愛ちっくにもっとエロちっくにして

実は娘だったんだ!っていう落差必要だよ。

↑これ思いっきりネタバレなんだけど

始まって10分で、あ~阿部の娘なんだろうな~って分かります。

映画って色んな部分で面白い!とか感じる部分あるんだけど
こーゆー映画のいい所ってさ

これってこうなのかな~~~って思わせといて、違った~~~ってなって
そっからの展開じゃん。

観る側に、一度信じ込ませ、それを裏切らせ、最終的には・・・・

なんだよ。

その最終的には・・・の部分が作品によっての個性だし

その映画の良し悪しも決まるところがあるんだけど。
(勿論そうじゃなくて面白い良くできた映画は幾つもあるけど)

この映画は

これってこうなんだろ~な~なんて思っていたら、実際そうで
もしかして後半うらぎりあるのかな~なんて思っていたら
特になんもなく終わっちゃうんだよね。

あと映画って主人公の成長って重要な要素だと思うんだよ。

2時間なら2時間で主人公がどう変わっていくのかって事なんだけど
広末別になんもかわんないんだよね。

借金から逃げてるけど払うつもりあるし、タイムマシンに乗れと言われたら割とあっさり乗っちゃうし、舞妓もするし、日本経済の中心部に乗り込んでもいくし

最初から出来た人間で、自我も欲望も成長も後退もしない。

弱い部分がないんだよね。
お座敷でのかんざしを武器にして戦う所とか
ただの苦笑いの場面でしかないよね~

なんかあの辺りは有名映画のオマージュ的な部分もあるらしいけど
素人じゃないんだからさ、ただ真似してるだけじゃリスペクトもなんも感じられないよ。

典型的な日本の駄目なメディア主導型の作品。
でも日本人はこういう映画で育って来たんです。

だから嫌いではないですよ。

最後にバブルの感じなんだけど
カメオ出演もっと増やしてもいいのにな~
飯島愛とかだけでなく、CCガールズとか細川ふみえとか
岡本夏生とかおやじGALとか伝染るんですとか、トゥナイト2とか
バブルを表す記号的にもっともっと出してくれたら
好きになれたのにな~

昔ながらの日本のチャラチャラした作品が好きな人や
バブルの風を感じたい人は観るべし!

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作品名 「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」

監督 大森立嗣

出演

ケンタ役 松田翔太

ジュン役 高良健吾

カヨ役  安藤サクラ


(煉瓦評)
深いようで、あんま深くないような。。。。。。

めっきり気になる安藤サクラ目的で観ました!
あとジャケのインパクト、色んな雑誌でみた宣伝ページなどで
観てみたいな~と引き寄せられました。
宣伝の方法としてはいいすね!

さてあらすじは
孤児のケンタとジュンが将来に希望を持てずにいる、ジュンはナンパで出会ったカヨと生活を共にし、ジュンは勤務先の先輩に復讐を企み
復讐をへて逃亡するロードムービー

ってな感じ

すんげーザックリだけどね。

まずね、これ2時間10分くらいなんだけど長い。
あきらかに長いよね、邦画2時間越えるのも少なくないけど

これは明らかに長い、そして基本的にボソボソボソボソ喋り
ものすごい間でのセリフ回しだから

体感時間は2時間以上な気がします。

正直辛かったです。

「邦画あるある」にもなるんですけど

重要なシーンの重要なセリフが聞こえづらい
劇場では聞こえるんでしょうが

家庭のTVで観る限りでは結構つらいね。

話は戻って長いのが駄目なんじゃなくて

無駄とも思えるシーンや間が非常に多いのよね。

基本的に間が映画のリズムでなくてね

よく言えばヨーロッパ映画スタイル?

悪く言えば、そうすれば意味ありげでしょ?っていう演出

本当にセリフ回しの間が遅くて、間を空ける場合って
何か意味ある場面だったりするわけじゃん
そして重要な場面で間を使うからそこにグッと引き込まれるんだけど
なんかもうずっと間を空けて、話す言葉は大した事ないのよ。

そんなやりとり見てると途端に眠気が・・・・。

無駄だなってシーンだと
職場の嫌な先輩の裕也と柄本明演じる、これまた同じ職場のおっさんの
スナックでのやりとり&喧嘩シーン周辺ね。

裕也は物語の中核となるしいいんだけど柄本明なんか
ほとんど物語に関係ないの、関係ないけど役者としてのインパクトが
ものすごいデカイからなんか今後からんでくるんじゃないのか?
と思っちゃうんだよ、だけどなんもない。

裕也がいかにヤバイ、暴力的な奴かってのを分からせたいのかもしれないけど、そんなんはそこに行くまでの過程で十分わかってるんだよね。
お好み焼屋のシーンとかで

あと後半ね柄本佑が出てくるのよ
言わずと知れた柄本明の息子さん。

で、その柄本佑の役が親にDVくらって片目をなくして
みたいな役どころなんだけど、親父がでてきてないの

もしかしたら柄本明が!!!みたいな想像も膨らみましたが
関係なみたい。。。。

にしても2世タレントばっかでてるんですよこの映画
主演の松田翔太は言わずと知れた松田優作の息子だし
安藤サクラは奥田瑛二さんの娘だし(奥さんの方に似てるね)
柄本親子もそうだし、2世じゃないけど宮崎あおいの兄ちゃんも出てるし

なんこれ?

僕の小規模な・・・を書いてる漫画家が怒りだすわっ!

なんか本編の内容以外の所に話題を出そうとしている匂いが
プンプンしますね。

ま、とにかく無駄な間、シーンがあって
それ覗いちゃえば70分くらいで済む作品なんじゃないかい?

それくらいの方が見やすく作品の内容も伝わったようね。

なんか内容でうーんって所もいっぱいあったけど
もういいかな。

良かった点は
裕也役の新井浩文さんの演技嫌な奴っぷり最強。ラストの黒スーツはいただけないけど。
勿論安藤サクラさんのうざ女演技良かったです。
最後の表情も良かった。
けど演技がいいだけであの場面の言いたかったであろうことはあんま。

あ~~~良かった点あげてるのに駄目な点あげてしまう。


これは観なくていいです。

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作品名 「パラノーマルアクティビティ第2章 TOKYO NIGHT」

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監督  長江俊和

出演 

  • 山野幸一 - 中村蒼
  • 山野春花 - 青山倫子

鑑賞方法 レンタルDVD


(煉瓦評!)
前作微妙だから完全に舐めていた!後半ずっとビクビクしてた~~!

いや~怖かった。
怖かったよ~~~~。ってあんま言っていてもしょうがないんですが
久々にちょと後半ビビっちゃいましたよ。

言わずと知れた低予算ムービーだけど全世界で大ヒットを飛ばした
パラノーマルアクティビティの続編です。

これちょっとややこしいのが2011年3月現在で劇場公開してるのは
「パラノーマルアクティビティ2」でこっちは昨年公開された「第2章」なんですよね。

日本版っつー事らしいんだけど、ややこしくない?
しかもこっちもあっちも正式な続編らしいよ。

そんなことはさておき
舞台を日本に置き換えての第2章なんですよ。

僕ね前作観たんですよ、で前作があまりに微妙だったんですよね。

きっと僕以外にもフォースカインド観てがっかり、パラノーマルアクティビティ観てがっかりのコンボ食らった人多いはず!
だからまったく期待せずに鑑賞させていただきました。

前作とまったく関連性なさそうな始まり

家庭用のじゃなく手持ちのビデオカメラ(なんかTVの撮影で使うような)
を購入したばかりの弟と海外旅行中に両足を複雑骨折し帰国した姉。
その姉を車から降ろす父親。

一見普通の家族なんですが

父親は海外出張ばっかりで家にいない。現に姉を自宅に送り届けた次の日には出張に出かけている。

弟はイケメンだが彼女ずっといない、シスコン

姉は美人だが訪ねてくる友達もいない彼氏もいないブラコン

母親はいない。

ざっとだけど、金持だが少し家庭環境に難ありな感は出ています。
ゆえにこの作品の設定にばっちりハマるわけです。

父親が不在がちなのも、弟が極度のシスコンなのも、姉がブラコンなのも
両足骨折しちゃうのも全てはこの作品の重要な要素なんです。

とゆうか巧い事、この設定にしたなぁって思いますね。

シスコン、ブラコン表現はそんなに出てきませんが極度でしょう!
いくら両足が骨折してるとはいえ19歳の弟が姉の面倒を全部観るでしょうか?
お風呂は?トイレは?着替えは?
そんなシーンは一切ないですがこれはもう、映画として描くべきでもなく
この2人はそういう姉弟なんです。

そういうのは匂わせてはいます。私も片親で、姉がいるのでこの2人の姉弟にはすごく違和感を覚えると同時に、そういう姉弟なんだな~っていう位置づけをハッキリしてくれているんで、そこでの違和感はすぐに拭い去れます。

内容は前半は、前作の内容をほぼ、なぞっていて
勘違い的かな?っていう現象からはじまりそれがほぼ確実になっていき
対応策を色々練るも、すべて弾かれてしまう。
そもそもそれが対応になっていたかも不明なんだけどね。

前半を見て、前作と多少違えど大体一緒だな~って
なりました。



中盤から後半にかけてすざましかった。

中盤に祈祷師?みたいなお爺さんが来て厄除けのお祓いをしてくれるんですが

それが本当に嘘くさい爺さんなんですよ。

だましてるっていうより、先祖代々伝わってきてるから信じてやってますみたいなね。

本当は霊能力なんかねーだろ!って爺さんね

でもお祓い以降4日間くらいは、なんにもなくってね

おお!爺さんすげーっ!ってなるんですが・・・・・・・

とゆうか悪魔と爺さんのお祓いはすくなくても4日間は戦っていたんだよね?
それはそれで気になるけど。

とにかくその辺りから一気に、観てる側を恐怖させるんですよ。

この映画のすごく怖いのはね、心霊現象を残す為に寝室を映像に収めているの、フェイクドキュメンタリーの作品だから

その寝室の映像は早送りでながれるのよ、んで突然通常再生になると
なにかが起こるわけなんですよ。

と言う事は早送りから通常再生になったところで必ず怖いシーンになる
というのは分かっちゃうんですよ。
でも分かってても怖くびっくりさせてくれていました。

音の強弱や音のチョイス、なにかが起きますよって感じの無音に近い画面、そしてひっぱってドーンみたいな、腰抜かすみたいな。

ラストの結末は女子高生のアンケートで決定したらしいが
違うバージョンも観てみたいものです。

前作観た人ならわかるけど、ケイティの名前が出てきた辺り
鳥肌もんですよね。
そしてラスト前作と同じか?と思いきや終わりじゃなく
さらにもう1個衝撃があってさらにもう1個衝撃があります。

まともに目が開けていられませんでした。

基本絶賛しますが
気になる点もいくつかありますね。

完全に弟はカメラ依存しすぎで、姉がギャーって叫んでるのに
まずカメラを取りに行くっていう不可解な行動。

てかさっさと引っ越すなり、HOTELなり漫画喫茶で寝るなりあるでょしょうよ!引っ越す引っ越す言いながらもいつまでたっても家おるしね。

そういうモヤモヤ感もあったけど

それはより一層観客を引き込ますテクニックでもあるなと痛感。

いや~~良かったんじゃないでしょうか!

日本人だから日本のが面白いってだけかね?
是非外国人の評判もききたいです。

そんじゃば、これは観るべし!

拍手[1回]

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作品名 「俺たちに明日はないッス」

監督 タナダユキ

出演
比留間 榎本時生

峯 遠藤雄弥

安藤 草野イニ

ちづ 安藤サクラ



鑑賞方法 レンタルDVD


(煉瓦ホリオ評)
嘘くさくない青春映画!だけど!だとすると!こうなるんだ!

いや~ホント分かりやすく性春映画ですね。
いや性駿映画かな~、馬のように速く走る!
瞬でも旬でもいいな~~~~。


3人の男子と3人の女子の三者三様の青春恋愛ごっこを描いてくれてます。

ごっこと書いたのは馬鹿にしてではなくてね

6人とも恋愛は恐らくしてなくて恋愛アコガレや性癖開眼を恋愛と
思って行ってるから、敢えての「ごっこ」です。

決して作品を揶揄したわけではないです。

まずこの作品のクオリティ保っているのが
キャスト陣ですね。

その中でもデブ役の安パイ
主人公の比留間
妙にエロくてブスいちづ
の3人。

このキャスティングが良かったから
嘘くさくないしリアリティがある。(似たような意味ですね)
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昔、イケメンばかりで童貞のTVドラマあったけど
逆にゲイなんじゃない?としか思えませんでしたけど

これは納得の童貞

あとさ、というかこれは映画にじゃなく世間になんだけど
高校生で童貞って普通じゃね?

なんか雑誌とかTVのアンケートとかで初体験の年齢は平均17歳とか
早い人は中学生とか言ってくれてるじゃん。

これ気づいたんだけどさ
今の時代でも中学生が初体験済ましていたら「早え~~~」ってなるじゃん。
でも
金八の杉田かおるも中学生で妊娠してたね。

とゆう事はいつまでたっても中学生のせっ◎すは「早ぇ~~~」な訳です。

だからあーゆーアンケート意味なくね?

っと話が全く関係ない所に行っちまったわ~い。

作品なんだけど
美形だけでやってなくて本当に良かったよ。

巨乳ってだけで何気に人気のある女子
初潮が遅くて馬鹿にされる女子
太ってるだけで乳もまれるデブ
やりたいが口癖のゲス
イケメンだけど調子に乗らない奴

高校時代にいた気がするぜ!っていう愛すべき馬鹿ばっかです。

テーマ的にも変な友情とかお涙ちょうだい入れなかったから
全然ぶれてないし!

中々の良作なんじゃないでしょうか

でも、そういったリアリティは評価できるんですが
それゆえ、特にそんな大した見せ場がない作品でもありました。

見せ場であるはずの海岸でのアレとかちょい物足りないし

いや、あそこでのフェラーリは拒まないでしょう、絶対に!

そんな感じでもうちょいドラマティックな場面が欲しかったなぁ~

でも、そうなると途端に嘘くさくなるかも。

うん。
めっきり女優としてのスキルやキャリアを伸ばしている安藤サクラ
だけでも観る価値あり
そして俺は榎本明の血筋が好きって事も再確認

これはやっぱり観るべし!

あと俺の童貞論なんだけど

いい歳で童貞が俺の周りには数人いるんだけど
全員言える事はね、そんなにエロにせくーすに興味がない。
ないと言ったら語弊があるが

どうしてもこの女とやりたい

誰でもいいからとりあえずやりたい

っていう気概なんかない人が多い。

と言う事は彼らは、それ以外の何かには興味があるか
もしくは
何にも興味がないのだから

ある種、性から解脱している存在なので

高尚なんです。

拍手[4回]

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作品名「トニー滝谷」

監督 市川準

原作 村上春樹

出演
イッセー尾形

宮沢りえ

鑑賞方法 レンタルDVD


(煉瓦評)
上質の2人芝居を見ているようなイッセー尾形と宮沢りえの存在感。

なんの予備知識もなくなんとなく、タイトルとジャケット写真が気になって
観てみた作品で恥ずかしながら村上春樹の短編ともしりませんでした。


あらすじ的には
ずっと孤独に育ち、孤独を怖いと思わなかったトニー滝谷が愛する女性と出会い、孤独を感じなくなるも、今度は逆に孤独が怖くなる予感をしながらも生活を送る。
以前から癖としてあった妻の奇行が段々エスカレートし夫婦でそれに向き合っている途中で悲劇が・・・・。
妻がいなくなった後トニー滝谷が取った行動や人生をせつなく、淡々とつづる。


とね、なんとなくのあらすじで書いたとおり
本当に淡々とストーリーは進行していきます。

淡々なんだけど重みのある
市川準監督らしい、現代人をグッとひきよせる演出ですね。

本当に終始淡々としているので眠気を感じるかと思いきや
 あまり感情を表に出さないトニー滝谷に感情移入しちゃいます。

誰しもが持ち合わせているような、不安や人見しりの面や猜疑心やどうせっていう感情がすごく出ているからでしょう。

イッセー尾形さんの表情での演技によるものも大きいのでしょうかね。

ずっと孤独で生きてきた滝谷が職場で出会ったある女性に
恋をし、デートを重ね、求婚。

この無理目な女にアタックする様がいいよね、なんか応援したくなる描かれ方だしね。

この女性というのが宮沢りえなんだけど
不気味加減半端なく感じました。

本音とか本意はどこなんだろう。

本当に滝谷の事が好きだったんだろうか
何故、あの癖が止めれなかったんだろうか

一見したら
滝谷を愛していて良い奥さん
だが、とある癖(ほとんど病気)のせいでおかしくなる
ぐらいの感じだけど

私は上に書いた本音とか本意はなんだったんだろう?というのが付きまといました。

いい奥さんを演じていただけなんじゃないだろうか

この人を愛そうと、愛していると無理やり刷り込んでいたんじゃないんだろうか

幸せなふりをしていただけなんじゃないだろうか?

そのストレスであぁなっちゃったんじゃないだろうか、とか

なんとなくそんな気がしました。


宮沢りえの葛藤の部分は本当に観ていて目をつむりたくなる。
自分でもどうにもならない自分との心と体の戦い。

その後のトニー滝谷の行動や人生は
観ているだけの私たちには想像もつかない絶望だったんでしょう。

滑稽とも思える行動に涙が出ます。

人によっては
なんじゃこれ?面白くない!となるかもしれない作品ですが

僕は好きですね。

これは
観るべし!

自分は孤独だと思ってる人こそ観るべし!
















拍手[2回]

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作品名・ナイト&デイ

監督・ジェームズ・マンゴールド

出演
ロイ・ミラー役  トム・クルーズ

ジューン・ヘイヴンス役  キャメロン・ディアス


鑑賞方法・レンタルブルーレイ


(煉瓦評)
いわゆるハリウッドの超大作!やっぱり面白い!

お久しぶりです、皆さま。

映画自体は毎日見てるんですがブログを中々書けなくて。。。

んで色んな映画の事書きたいんだけど、頭整理しきれてないんで
さっき観た作品「ナイト&デイ」から行きましょう!

ただただ単純に面白かったです。

本当にいわゆる娯楽超大作。

子供の頃に、よく洋画を観に親に連れられて映画館に行ってたんですが

その時感じたドキドキ感とかワクワク感とかちょっとしたセクシーさでの
モヤモヤとかね。
なんか懐かしい感じを思い出させてくれた作品でした。

小さい頃、映画というものを見て感じる最初の醍醐味が詰まった作品なんじゃないでしょうかね。

同じ超大作でも、SFやホラーなどの「非現実すぎる世界」を描いた作品ではなく

ロマンティックアクションコメディというような現実からちょっとはみ出した
「非現実な世界」だからそう感じた部分が大きいでしょう。

と、抽象的な感想が続きましたが、具体的なのに移りましょう。

あらすじ的には
ロイとジューンが偶然空港で出会い、ジューンはロイとの出会いに運命的な物を感じるが、一緒に乗った飛行機内でとある事件に巻き込まれ。
ロイと共に命を狙われるハメになる。

みたいな感じで、まぁ割とというか、そこら中に転がってるお話ですが

そのお話を素晴らしく楽しい物に昇華してくれるのは
やはりロイ役のトム・クルーズのスーパースター感。

カクテル、トップガン世代の僕としてはトムは永遠のスターなのよ。

随所に、「よっ!待ってました!」って感じで現れてくれます。
年齢はもうけっこう行っちゃってるんでしょうが
カリスマ度はまだ衰えず。もう48歳だって。
若い!郷ひろみくらい若い!

アクションシーンはもうジャッキーチェンにも通じる余裕かつハイクオリティ
でどこか、ユニークな感じも出てきていますよね。

兎に角、トム・クルーズは痛快でしたね~。

一方のキャメロンなんですが
お得意のヒステリックな感も後半の小悪魔な感も
ビッチな感も、良い感じでこれぞキャメロン!なんですが

ここ数年の老化というか劣化が酷すぎませんかね?

美人よ美人なのは今でも認めるよ。
でもね、なんかね、実年齢トムと10歳違うんだけど(当然トムが年上)

トムが若いってのもあるんだけど
ふとした瞬間のキャメロンがトムより年上にも見えてしまう。

あと、本来ならばサービスシーンにもなりうる
キャメロンの水着姿があまりにも歳相応な残念バディ。

やっぱりメリーに首ったけ世代の僕としては
もう少し若さを保ってもらいたいです!!!

じゃなければ、役柄をすこし落ち着いたのにした方がいいんじゃないかなーって余計なお世話だバカヤローな事を思ってしまいました。

そんな不満も言ってますが
このTHEハリウッドな2人が揃うとやっぱ映画としての華があるし
ビッとした感じなりますね。
本当にカリスマ性っていうのは映画にとって大事。

文句なしの娯楽エンターテインメント作品。

多少ね、キャメロンが色んな事を理解するの早すぎない?とか
トムクルーズが一旦死んだ?と思わせてからの復活早すぎない?
とかわざわざ牛追い祭りを入れたのはただの迫力のあるカーチェイスを
やりたかっただけ?とか
ありますけど、そんな事は気にしないでよろしい!
だってスーパースターなんだもん!

郷ひろみなんだもん!

そうそう、
薬を打たれたキャメロンがトムにセックスを軽くねだるんだけど
トムが「水を飲みなさい」とやさしくなだめるんですが

昔、郷ひろみがなんかの番組で
「エロイ事したくなったら水を一杯飲めば気持ちがおさまる」
的な事言ってたのを思い出したよ。

さすが日米の若づくりイケメン!通じる所があるね!

さて、本当にアクションとか画の綺麗さとかカメラワークとか超一級品ですし
随所に入るコメディタッチなシーンも充分笑えます。
細かい設定とかストーリーなんか気にしないで観るべしです!


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